【 12月 12日 】  来春のジャガイモ栽培の準備 

来春の芋畑 米糠状態

  今年ビートを栽培した畑は、来春にはジャガイモの畑になります。
 特に食用芋を栽培する予定の畑は、「そうか病」の病気の発生を抑制するために、人がやって良さそうな事例は出来る範囲で小規模に行ってみて参考にしています。
 そして現在実施している事は、「今まで雪融け後の春に散布していた有機質資材の醗酵鶏糞を根雪前後に散布したり融雪剤として散布したりしています。」
「有機質資材の米糠を根雪が10cm位積もった頃に雪の上に散布しています。」 「ここ数年プラウという作業機を使わなくなり、畑の土を起こす事がなくなりました。いわゆる、不耕起栽培を意識して作業をする様になりました。」
 有機質資材の使い方や時期を変えたり、不耕起栽培にして「サブソイラによる心土破砕」をこまめに実施する様になった事で雪融け時期には、畑の微生物の発生・活動状況が良くなっている様です。
  芋の収穫時に、「そうか病」がまるっきり無くなっている訳ではありませんが以前より良い状況になってきています。
  この畑は、ビートの収穫終了後の11月7日に醗酵鶏糞を散布。 11月8日に浅く早くに心土破砕。 11月20日にロータリーで整地。 11月22・23日に深くゆっくり心土破砕。 
 11月26日は、雪上に粒状米糠を反当たり64kg散布しました。 12月12日には、畑の積雪は10cm程になり畑の一部で土が見え始めています。そんな所では、雪上に散布した米糠が地面に届いているのが判ります。

【 11月 8日 】  こんなに大きな… 

大きなコンクリート 場所

 場所は一枚畑の半分から北側に自然農法・有機JAS圃場のある畑の慣行農法の畑。(上の右写真)   
 昨年秋に道営の補助事業で堆肥散布と心土破砕を施工した際に、ブルドーザーの作業者から「土の中に引っかかる物がある。出そうとしたけれどダメでした。」と報告を受けていた。
その時現場をすぐに確認して標識を立てておいたが、現物を確認できず今まで作業に支障は無かった。昨日、妻が珍しく「心土破砕をさせて」と言うので、ビートの収穫後に醗酵鶏糞を散布した畑でトラクターの操作の仕方を説明。
私は別のトラクターで妻の仕事の様子を見ながら醗酵鶏糞の散布作業をしていました。 妻にトラクター作業して貰って良かったと思いながら一日の仕事を終わる頃、妻が、「大きな石が出てきたよ」と言う。確認した所一抱え程の塊が見えたので明日にパワーショベルですくったら良いと考えていた。
  そして今日。 ショベルですくおうとしたらすくえない。鎖を巻いて引き上げたら鎖が切れた。 ワイヤーを持って来てワイヤー巻いて引き上げたり押したり引いたり。苦労して引き上げた塊を見てびっくり。
人の背丈程のブロックの板。しかも鉄筋入り。 なぜこんな物がこんな所にあるのだろうか?
この畑は戦前戦中、滑走路を作るための作業所等があったと聞いている…。
畑の土も同じ量がずっとそこにあるのではなく、自然に則した移動が行われて部分的には増えたり減ったりしているのですね。

【 11月 4日 】  甜菜 ビート収穫終了 

ビート収穫終了

例年ですと11月10日ころまでにビートの収穫を完了させます。 そして土場に堆積して出荷日までシートを掛けて保管します。   
今年は、10月末から既に最後のビートの収穫作業を開始して11月4日に終了しました。 最後の収穫作業で2回機械が故障しました。
故障する度に製作機械店へ行き部品を用意して夜とか早朝に修理していました。 故障の中でも直径が4cm程の鋼材の回転軸が切れてしまったのにはびっくりしました。
  大きな作業は終わりました。後は、大豆の脱穀と畑の手入れ、アスパラの手入れ等細かな作業になります。
ビートの畑は、来年にはジャガイモの畑に変わるので、今年は、醗酵鶏糞を散布してから整地・心土破砕をする予定です。(土中でビートの残渣物の微生物分解を促進させる。)
 例年は整地・心土破砕の後の根雪の頃に散布していました。

【 10月 25日 】  早い季節のめぐり 初雪 

初雪

昨日午後から降り始めた小雨は、今朝はみぞれに変わっていた。 今年の初雪です。   
その後曇ったり雪の多いみぞれになったりした。 一日中倉庫の中で「有機JASのカラフルポテト」の袋詰め等を細々と行い27日出荷の準備をしていた。
作業を終えて夕方外へ出ると物凄い吹雪状態。 辺り一面真っ白の積雪状態。
吹雪にカメラのフラッシュが反射して不思議な写真になっています。


【 10月 16日 】  降霜 霜柱 初氷 

降霜

10月13日に雪虫の時期がやって来ました。 一年は早いものです。 雪虫が飛び始めて一週間もすると雪が降ると言います。   
 翌14日には、山間部、一部平地でも雪が降ったようです。こちら美幌では、朝に霜を確認しました。
16日朝には、住宅下の小麦畑が池の水は引けたはずなのに白くなっている。 強い霜が降りたのです。そして霜柱。
 初氷も確認しました。


【 10月 9日 】  ビート土移動の効果 

ビート土移動

10月8日は、未明より激しい雨音が聞こえ、朝住宅下の小麦畑は水で光り始めていた。   
見る度に小麦畑の中に水の流れができ池が出来始めた。昼には9月末以来2回目の池ができました。 
前回に問題になったビート土ですが、今回は水害を免れました。
初めからこの場所に置けば良かったんだ。でも、できなかったのです。


【 10月 9日 】  台風23号の爪痕

ボート場出現

10月8日の台風23号による暴風雨で美幌町内では、一部地域が浸水の為避難する状況が起こり、ニュースでも全国的に報道されました。   
ビートの端堀をした近くまで池が誕生しました。 畑の隅にあるトイレは高さの半分程まで水に浸かり、小麦畑も一部が池になっています。




【 10月 7日 】  ビート端堀が始まりました

ビート端堀

早出しの男爵芋やとうや芋を収穫した畑は、すでに秋播き小麦の畑に替わり、小麦が順調に生育しています。 その隣のビート畑。 今年の、ビートの出荷日が決まりました。うちは、10月17日が1回目の出荷。 2回目は27日。最後の3回目は11月19日。   
 出荷までまだ10日ありますが、今夜からの台風の大雨その後の天候不順を予想してビートの端堀を始めました(手作業)。
機械で収穫作業を行うには、枕畝を収穫してそれから縦畝を収穫します。 端堀は、その枕畝を機械で収穫するために機械の旋回場所を空ける為の作業です。



【 10月 7日 】  ビート土移動

ビート土移動

9月27日の豪雨から10日。心配した小麦は無事に出芽して5cm程に生育しています。   
 今夜からは、台風23号の影響で大雨の予想。 当初ビート土を置く予定であったカボチャの栽培場所が空いたので数日前より場所を準備した。
  ビート土を前回島になった場所から、移動しました。 二度手間になりましたが、これで今回の台風による大雨に対応できるでしょう。
ビート土が置いてあった場所は地面がまだ湿っているのです。


【 9月 27日 】  927豪雨

豪雨

  朝から雲一つない空。天気予報の様に雨が降るのだろうか? でも、寒冷前線の通過だから? 
 朝7時から、倉庫で芋の選別・箱詰め作業を行なっている中、昼頃から様子が変わって来た。そして14時過ぎ、ついに始まりました。いつもに無い激しさ。
  作業をしながら見る庭は、雨飛沫があっという間に流れに変わっている。すごい降水量だ。豪雨は、20分程だったが、15時休みに近くの畑を見ると
小麦を24日に播種した4町歩の畑は、5反程の面積が池になってしまっていた。


【 9月 23日 】  秋播き小麦の播種が始まりました。

秋播き小麦

  一般の食用芋の収穫・選別が21日で終了しました。
 夜は、サブソイラによる「心土破砕」を進め、昼間は出面さんにロータリーで「整地」をしていただき、その後から今日、秋播き小麦の播種が始まりました。
 小麦の品種は日本麺用の「きたほなみ」とパン・中華めん用の「ゆめちから」。 
 まだ、澱粉原料用ジャガイモの収穫が1町程ありますが、今週中には、秋播き小麦の播種も終了する予定です。


【 8月 13日 】  B畑 早出し男爵 収穫開始 (4月23日播種)

男爵収穫

  お盆を前に、芋掘り準備の端堀りや枕掘りを11・12日に行いました。
 13日から男爵イモの縦畝の本格的な収穫が始まりました。
 1町8反の男爵イモを収穫して8月22日までにJAに出荷しなくてはならない。
 夫婦二人・出面さん3人の計5人で7時から17時まで作業しています。
 朝、家を出たら夜まで家に入らない生活が始まりました。



【 8月 1日 】  B畑 早出し男爵 茎葉処理 (4月23日播種)

茎葉処理

    早出し男爵のライマン(デンプン含有率)を前日にチェックしてもらったところ15%。
8月1日は前夜からの大雨も上がりくもり空。
昼頃には晴れて蒸し暑くなった。畑を歩き機械が入れる事を確認。
    午後2時頃から茎葉処理を始めた。
夕方6時頃には消毒の為に銅剤を散布して茎葉処理終了。


【 7月 23日 】  B畑 黄化 (4月23日播種)

黄化

    早出し男爵・とうや・北あかり の食用芋は、花が終わりました。
そして、葉色の濃い緑が色あせて、黄色くなり始めています(黄化)。
こんな時期、土中の芋は一日に10g程度の割合で肥大して行くといいます。
    この後、自然に枯れて行くのですが、芋の含有デンプン量を測定して、
芋の大きさ毎の割合を調べます(サイズ毎の反当たりの収穫量)。
そして収穫初め予定日の2週間くらい前(芋の皮が剥けない様に)に,
強制的に芋の茎葉を機械で刈りはらいます(芋の肥大を止める)。


【 7月 8日 】  B畑 開花状況(4月23日播種)

開花状況

    サッシー以外の芋の花は全て咲き始めています。






【 6月 29日 】  C畑 男爵・とうや 開花状況(4月23日播種)

開花状況

    ジャガイモの花が満開に近くなってきました。
写真中央辺りが芋の品種の変わり目ですが、判るかな?
左が○○○○。 右が○○○○。
答えは、「ざっそうの想い」のなかに。



【 6月 23日 】  B畑 男爵・とうや 開花状況(4月24日播種)

開花状況

    男爵は、22日開花始め。とうやは、霜害に当たっているため、開花もまばらになっています。 品種の違いは、開花前でも、葉色の違いで品種の変わり目が判ります。男爵ととうやでは、”とうや”の方が葉色が濃い様です。 写真中央辺りが品種の変わり目になっています。


【 6月 23日 】 C畑 男爵・とうや 開花状況(4月23日播種)

開花状況

     男爵は21日に開花始め。とうやは4割ほど開花。 例年より、10日ほど早い生育。 芋は、品種によって花の色が違います。 満開の頃には、芋の品種の違いが花の色ではっきりと判ります。


【 6月 12日 】  男爵・とうや 疫病防除

疫病防除

     芋が蕾を着け始め花を咲かせる準備を始める頃、芋は生殖成長に体力を使って病気に掛かり易くなります。特に、雨の後気温が上昇して蒸し暑くなる様な時は、要注意です。 例年では、6月下旬ころの作業ですが、今日早朝に、疫病防除を行いました。 防除を行う畑には、トラクタの通り道が出来ます。


【 6月 8日 】  とうや 開花

とうや 開花

     4月23日播種の”とうや”、一株だけ開花しました。また、4割ほどの株で蕾を着けています(着蕾)。 早出し”男爵”と”とうや”に、本培土(芋の畝に土を盛ってカマボコ状の畝にする)の作業を例年より早めに行って気が付きました。 当農場では、芋の栽培期間中に除草剤を使用しない為、培土作業によって雑草処理を行っています。


【 6月 4日 】  萌芽 播種時期の違い

播種日の違い

    干ばつ傾向の天候の中、6月3日夜から漸く雨がちになりました。作物にとっては恵みの雨です。
写真の左の土手から10本の畝(7本北あかり、次3本男爵)は5月7日に、その右は4月24日に播種しました。
同じ品種の男爵でも、2週間も播種日が違うとこんなに地上部の生育に差があるのです。


【 5月 27日 】  霜害 (5月25日降霜)

霜害

     25日朝、霜が降りました。 その前日、別の早出し芋の圃場には半培土の作業を行っていた為に、その畑では、霜の害は避けることができました。
でもこの圃場では、霜害に遇い葉っぱの縁が壊死して黒くなってしまいました。地形や土壌の違いで僅かな温度差が出来るのか1枚の圃場でも 被害を受けている場所と受けてない場所があります。
 この日、半培土を行いました。


【 5月 24日 】  半培土

半培土

    5月15日に報告した芋畑。 雑草が多く、18日・22日の2回、カルチという除草機を掛けました。 それでも、雑草が多く残っている。 今朝早朝、雨が降ったようで土が程よく湿っていたので、直に培土機で 芋の畝に土を通常の半分ほどの高さ(15cm位)に盛り上げて雑草を土で埋めました。       


【 5月 22日 】  萌芽 播種時期の違い

食用芋播種

     土手際の残雪を残して4月24日に播種した早出し男爵芋は、萌芽が揃い緑の筋に見えています。 土手際10本の畝は、融雪後5月7日に播種しました。品種は、”男爵”と”きたあかり”。


【 5月 15日 】  萌芽 と 雑草

食用芋播種

     先月23日、春作業真っ先に播種した早出し用の男爵イモ。 萌芽が始まっています。
地面にヒビが入り土を押しのけて芋の芽が出て来ました。
そして、忘れてはいけない事は、雑草も生きているのです。
湿気の多い所は、雑草が緑のジュータンに見えています。(早出しの別圃場)


【 4月 23日 】  早出し男爵播種

食用芋播種

    土手際の厚い残雪をスコップで割って漸く早出し男爵イモの播種作業を行いました。
それでも、普段はやらない事をしました。作物を端から植えるのが普通ですが、残雪の為端を10m程空けて作業しました。
雪が融けてから作業をする予定ですが、この残雪は4月29日に消えました。
手前の土手には、フキノトウが出てきています。


【 4月 15日 】  食用芋用化学肥料散布

肥料散布

    天気が崩れる間際に食用芋を植える畑に、食用芋用化学肥料を散布しました。
芋の肌に付く病気”そうか病”対策として、芋用肥料を畑全面に散布して土に混ぜ込みます。
次に、芋種を植えるときに化学肥料の”硫安”を反当たり10kgほど落として行きます。
今日は前段階の肥料散布だけ。この夕方から天気が崩れ始めました。


【 4月 5日 】  雪融け

雪融け

    雪融けが進み、毛カビの繁殖も雪融け跡の湿っている部分にはっきりと確認できます。
問題は、土手の縁に残る2m近い厚さの残雪。スコップで雪割り作業に勤しんでいます。


【 3月 30日 】  米糠の効果

米糠効果

    昨年12月16日に大雪の前に機械で米糠を散布した部分。雪融けで土がみえている部分が薄らと白くなっている。
 これは、米糠を餌として”毛カビ”が繁殖している状態です。微生物相が多様化する事で農作物の出来具合も良くなると考えています。
 写真の下の方はまだ2m近い積雪があります。でも雪の下では、微生物が活動しています。


【 3月 27日 】  早だし男爵種イモ消毒・浴光

男爵種イモ浴光

    3月末までに浴光を開始。4月末までに播種。8月6日までに機械による茎葉処理。そして8月22日までに収穫して出荷する。早だし男爵。
第一段階の浴光を始めました。しかもこのところの陽気で種イモの消毒も完了しました。 


【 3月 19日 】

機械融雪

    融雪剤散布機で、「 わさび堆肥 」を散布しました。 17日に全面に散布しましたが、19日に薄い場所、雪の深い場所に再度散布しました。
 2日前に散布してすでに昨年暮れに散布した米糠が現れて来た場所では、微生物が活動している様子を確認できました。


【 3月 6日 】   融雪作業始まりました。

3月 6日 手融雪

    この春ジャガイモを作付けする畑は、土手が高く積雪の深い所が多い為、例年では2月末から融雪作業を始めますが、今年は、3月に入ってから始めました。 橇に小分けした「わさび堆肥」を乗せて橇を曳きながら、肩から下げた入れ物に入れた 「 わさび堆肥 」を風に乗せて撒いて歩きます。 足には「 かんじき 」をつけています。 大変な作業ですが、春先の体馴らしを兼ねて作業しています。