先代から始まった自然農法の実施年数は、現在53年。 現在の圃場に移ったのが2000年(転換中)そして、自然農法になったのが2002年からです。
2010年暮れから冬期有機質資材散布を始める。
2012年から 無防除。 有機的な防除、有機液肥等の散布作業を廃止。トラクタの圃場乗り入れを減らす。
2013年から 不耕起栽培開始。
2014年から 2反程の面積で無肥料区設定。 ここでは、植物性有機質資材「米糠」と作物残渣の還元のみです。
【 12月 11日 】 黒大豆 手選別中 ・ 出荷始
12月4日・11日と日曜日毎にMOA北海道の黒大豆の出荷が入っていますので、11月末から黒大豆の手選別作業を始め、300gズツ袋詰めをして出荷を始めました。
12月5日からは根雪となって寒さが一段と厳しくなってきました。小さな石油スト-ブを点けてはいますが、寒くなったり気分転換に自転車に乗ったり、選別作業をしたりしています。
自転車って、ローラーの上で漕いでタイヤが回っていると倒れない物なんですね。不思議です。
【 11月 24日 】 米糠 散布
積雪1cm程で殆ど土が見えている畑に粒状米糠を散布しました。 散布量は反当たり136kg位。
散布場所は自然農法(有機JAS)圃場全面に施用しました。
例年ですと動物性の有機質資材の「醗酵鶏糞ペレット」を小麦・大豆の無施肥圃場以外の自然農法畑に散布をしていましたが、
この初冬は植物性有機質資材の米糠だけの散布に変更しました。
圃場表面には、枯れた雑草の茎葉が散乱し、所々に淡い緑を残したハコベ等の雑草が細々と息づいています。
【 11月 18・20日 】 黒大豆 唐箕掛け
黒大豆の唐箕掛けを始めました。
昨日脱穀した豆に殻等が大分混ざっている為に、唐箕掛けに苦労しています。
唐箕掛けで黒大豆は140kg程になりました。この後、手選別して自家種として30kg程残して、出荷量としては80kg程になる予定です。
【 11月 18日 】 黒大豆 豆殻散布
黒大豆の脱穀時の豆殻を自然農法畑に散布しました。今年小麦を収穫した跡の南側です。
小麦跡から北側の黒大豆収穫跡までは、自然農法プレミアムの栽培レベルで有機質肥料も使用しない無肥料部分です。
【 11月 17日 】 黒大豆 脱穀
倉庫の前で黒大豆の脱穀を行いました。 昨年程豆の割れは多くありませんが、莢から落ちない豆が多くあります。乾燥は良いと思うのですが?
【 11月 7日 】 黒大豆 倉庫へ移動
11月3日昼前から雨が降り出し夕方には雪に変わり積雪状態になりました。 その後畑の土が見える事無く積雪15cm位。
例年より一ヶ月以上早い積雪状態です。この後雪が融けて一旦畑の土が現れるのか考えられない様な低温です。
一週間前に収穫した大豆。 畑の中で脱穀するために畑に置いておきましたが、畑から倉庫に移動しました。
【 10月 30日 】 黒大豆収穫 ニオ積み
自然農法無肥料栽培(MOA自然農法プレミアム)レベルの黒大豆(黒い瞳)の収穫を漸く行いました。
作業が遅れていた為大豆の葉は全部落ちてしまいコンバインによる収穫レベルまで乾燥が進んでいる。そんな黒大豆を、草刈機で静かに刈り倒して
集めて「島立て」してパレットに「ニオ積み」しました。 だいぶ畑に落ちましたが野ウサギのご飯としておすそ分け。
作業は、7時から始めてお昼に終了しました。 豆の脱穀は11月中旬の予定です。
【 10月 12日 】 芋収穫後の管理作業 心土破砕 (サブソイラ)
芋の収穫跡の畑。 畑の土の水はけを良くするため、畑の深くまで空気が入る様に、微生物が活性化して土が元気になる様に
そんな思いで土深く心土破砕を行いました。
今年の芋の収穫で残念だった事は、「そうか病」(芋の表面に月のクレータの様な痘痕が出来る)が酷く「メークイン」と「とうや」の2種類の芋を食用から澱粉用に落とした事。
原因は分かりませんが、芋を播種する一週間程前に「米糠」を全面散布したことが影響していると思われます。数年前に芋を播種する時に有機質肥料の代わりに米糠を作条に落とした時は
そうか病が気になりませんでしたが、今回の方法では大分影響している様です。
来年の作業ではこの様な事はしない事にします。 晩秋から冬場の有機質の散布に重点を置くことにします。
来年の作物の生育を願って管理作業。
【 10月 3日 】 黒大豆の様子
一般の芋の収穫が9月30日で終了して、10月1日からは自然農法の芋を収穫しています。
朝から順調に芋の収穫作業をしていましたが、昼近くになってから雨。土が湿るまでは収穫を続けましたが雨の為収穫中止。
早めの昼食にして午後からは、倉庫の中で芋の選別作業に切り替えました。
黒大豆(品種:黒い瞳)が黄色くなり始めました。
枝豆として食べた時大豆はまだ緑色でしたが、葉が黄色くなり始めた今は、莢の中の大豆も色づき始めています。
自然農法の芋の収穫は、10月5日に完了しましたが、「メークイン」と「とうや」の2品種は残念ながらそうか病の為全量澱粉に落としました。
「とうや」については畝6本収穫しましたので400kg程は選別待ちの原料があります。
【 9月 27日 】 畑法面の修復
8月22日に崩壊を確認した高さ4m位の畑の法面。業者の厚意でおもったより早くに工事が入った。
昨年の10月の大雨で崩壊した時は自分で修復したのですが、やり方が拙かったのですね。やはり、やるときにしっかりした事をしておかないと大きな無駄を生じる事を実感しました。
作業工法は業者の見積もりの工法より変えて金額を半分程に下げました。それでも他の畑と4か所もあると結構な金額になりました。
これからは畑の端近くまで畑作業をする事を考えなくてはいけないですね。畑が勿体無いと言って端まで作物を作る事も大切な思いですが、
場所やその状況を考えないと大きな無駄を生じる事になります。
【 8月 25日 】 芋の茎葉処理
26日は朝から雨の予報。 そのつもりで25日は朝から各作業を順番に進めていましたが、芋の茎葉処理は夜中になってしまいました。
芋畑というよりか雑草畑と言えるような芋畑に夜22時から茎葉チョッパーを掛け始めて24時に終了しました。
左写真は8月18日の様子。
右写真は茎葉処理後の写真です。
茎葉処理をしたというよりか、雑草を刈り払ったと言う方が正しいかもしれません。
【 8月 22日 】 豪雨の爪痕
昨年10月8日の豪雨で崩れた崖。 今年も心配していましたが、20・21日の豪雨でまた崩れてしまいました。
今回は、直に業者に連絡して修繕の依頼をしましたがそれでも当分先の様です。
【 8月 7日 】 自然農法畑 疫病進行状況
7月27日 とうや芋に疫病が入っているのを確認して以来、疫病は急速に進行して、とうやはすでに茎葉は無く、雑草が生い茂っている為に緑に見えています。
7枚の写真左上より、ヒマワリ と メークイン 芋の境界
2枚目 メークイン と シャドークィーンの境界
3枚目 シャドークィーン と ノーザンルビー
4枚目 ノーザンルビー と とうや
5枚目 とうや と 北あかり
6枚目 北あかり と さやあかね
7枚目 さやあかね と 秋播き小麦跡
疫病に対する芋の弱さは、弱い順番に 「とうや」 「メークイン」 「シャドークィーン」 「北あかり」 「ノーザンルビー」 「さやあかね」 といった感じで 疫病が進行しています。
【 7月 27日 】 とうや芋 疫病
一週間振りに見に行った自然農法畑。 とうや芋に疫病が入っているのを確認しました。
この病気が入ると、茎葉が枯死してしまうため芋の成長が止まってしまいます。
また、今ある疫病の場所が忽ちの内に拡散して行きます。
7月20日(写真左) と 27日(写真中・右)を比べると明らかです。1週間でこんなにも変わってしまうのです。 一般の芋畑では、6月中旬頃から
1週間毎に各種の農薬を散布して病気にならない様に管理していますが、自然の畑では、土作りを意識しているだけです。
今年は、種芋を播種する前に、米糠を反当たり110kg程入れた事が影響しているのかもしれません。
【 7月 20日 】 芋の花 満開
【 7月 12日 】 自然農法畑、 農美の世界 とうや芋の花
自然農法畑の6種類のジャガイモ。とうや芋の花が満開になりました。
【 7月 8日 】 緩衝地帯 ひまわり除草
一般の畑と自然農法のはたけの境に緩衝地帯として緑肥のひまわりを栽培しています。
大豆の除草に合わせてひまわり畑の除草を行いました。 まだひまわりは小さいですが、8月上旬には、1m程に成長して花を咲かせます。
後ひと月程の命ですが、こころを和ませてくれる大切なひまわりです。
【 7月 6日 】 続 大豆除草
天気と土の乾き具合を見て大豆の除草を行う。 左写真は、除草の前後の様子、写真中央から左は除草完了。右は除草前です。
機械(カルチ除草)で先に除草してから大豆周囲に残った雑草を手で除草します。
人も熱中症になりそうな天気では、除草された雑草は干からびて再生しにくいので作業は大変ですが除草の良い時期です。
【 7月 1日 】 大豆除草
ハトの食害に遇った大豆。5割以上は、軸だけになった先から再生して小さな本葉が生育しています。明らかにまともに生育したものとの大きさの差はありますが、生命力を感じます。
大豆も、雑草が小さい内に除草すれば楽なのです。本当は、今日は、畑の様子を見に来ただけなのです。別の畑の土手の草刈をする予定だったのです。
でも、畑の様子を見たら結局一日中この畑で除草する結果になりました。芋の除草を少しだけして、大豆の除草を本格的に始めました。
明日の夜から雨になるので、その前に出来るだけ除草を進めようと思う。 草刈は、雨後でもできるのだから。
【 7月 1日 】 芋除草
6月12日に本培土を行って2週間ほど、雑草を処理するために仕方なく本培土をもう一度行いました。
前回は、機械のタイヤ跡を耕耘して土を柔らかくしてから培土機で盛り上げる方法でしたが、
今回は、前回の方法を使うと芋の根や芋が成長するストロンを切ってしまうので、タイヤ跡を深耕爪一本で砕きながら培土機で土を盛り上げました。
雑草はある程度少なくなりましたが、できるなら2回目の本培土は、芋を痛める事になるのでしない方が良い。
埋め残った雑草は、草取りホーで掻き落として行きますが、なかなか時間が取れずに7月末には雑草畑になるのです。さて今年はどうなるのか?
雑草が小さい今の時期なら、雑草が大きくなってから作業するより楽である事は分かっているのですが…。
【 6月 20日 】 畑の様子
大豆・ひまわりが出芽して畝筋がわかる様になりました。でもよく見ると双葉をハトに食べられて軸だけのものが3割強はありそうです。
ジャガイモは、6種類植えてありますが品種毎に生育がずれていて「とうや」が生育が早い状況。一番遅いのは、「ノーザン・ルビー」。漸く葉っぱを増やし始めている芋。
既に、害虫 「 ジノミ 」がついて芋の葉を食べています。
小麦も順調に生育していて花が咲き始めたところです。 現在この小麦で、食育活動を計画しています。7月30日(土曜日)の午前の予定で、
親子連れ・中学高校生を集めて小麦の収穫体験を提供。その後、日を改めて脱穀体験。秋には、粉に曳いてパン作りをしたいと計画しています。
随時、関係部署に伝えて実現に繋げたいと行動しています。
【 6月 12日 】 芋 本培土 (早期培土)
雑草、必要があってそこに存在する。 そうは思っていても雑草と戦っている。
でも、7月下旬になると雑草が芋より高くなり目立ちはじめ、8月には草畑。どうにもなりません。できません。
一つ、雑草のお蔭かなと思える事は、土壌のペーハー(PH)を継続して見てみると、PHの調整をしているわけでは無いのにPHがある程度で安定している。
(一般の畑では、化学肥料が酸性の為、石灰でPHを調整する様にしても、土壌が酸性になりやすい。)
5月26日に芋の畝に一回目のカルチ除草を行ってから2週間程。 「とうや芋」が萌芽して10cm位に成長。北あかり芋、さやあかね芋と萌芽が始まっている。
それとともに雑草も芽を出し緑の絨毯があちこちに見受けられる。 例年だと、半培土で雑草処理をするのですが、今年は、ロータリーカルチで土を砕きながら本培土で芋の畝に土を盛り上げて雑草を埋めました。
【 6月 8日 】 黒大豆 ・ ひまわり 発芽
5月27・28日に播種した黒大豆とひまわりが発芽しました。でも自然界に生きる動物は、私が発芽を確認するより前に気付いて畑で食事中。
既に双葉が無い大豆が生えています。しようの無いハトだ!
そこで登場するのがハト対策のアイテム。 昨年は、「水を入れた500mlのペットボトル」40本程を畑に置きました。でも広い面積では重たくて実用的でありません。
今年は、お馴染みの「黒ビニールのカラスもどき」 と 「ピカピカ光を反射するCD」を作業の邪魔にならない様に畑に設置しました。
不思議な事に私が黒いビニールを持ち歩いているだけでカラスがやって来て騒いでいました。
【 5月 20日 】 自然農法の 秋播き小麦
自然農法の畑のジャガイモ播種2日目。今日で全体の畑の播種作業が大方終了する。
ここ数日の連続の夏日は、昼近くになって妻をダウンさせた。 トラックの下の日陰で横になって休憩している妻を気遣って、私は自然の小麦畑に入り1時間半程草取りに専念させてもらいました。
小麦畑の雑草の多くはハコベ。周辺部にはつる草やナズナ。 「でも、予定通り、キカラシを栽培した跡に播いた小麦の畑は、雑草が少ない。」 と思います。
【 5月 15日 】 米糠 散布
茨城県の農研機構の研究で、次の様な研究があります。 「ジャガイモのそうか病を低減する方法として、作物の播き付け1週間程前から反当たり600kgの割合で米糠を散布して土壌にすき込んでおくと、
そうか病に対する低減効果が期待されます。」
米糠を昨年11月25日に雪上に散布した時に反当たり72kg。今回、頑張って散布しても反当たり110kgでした。研究にある600kgは、値段としては¥33,500。
散布量としては、かなりの量になる。 米糠散布により土壌中の微生物たちを活性化する事で病気の発生を抑える考え方を重視しています。
【 5月 1日 】 自然農法畑
「北海道では、今頃雪が融けるのですね。」そんな感じに思える情景。
そんなことは無いのですよ。4月29日の吹雪の影響なんです。
自然農法の畑は、一般の作物の播き付けが終わってから5月20日前後に播き付けを始めるのでまだ大丈夫です。
【 4月 21日 】 整地 と 秋播き小麦
畑の土の乾きを早めるために、スプリングハローで整地しました。
勿論、秋播き小麦は残してあります。小麦の7割程は、雪腐れ病で枯れています。
今年の4月1日より、MOA自然農法ガイドラインが改訂されました。大きな変更点は、動物性資材(家畜糞堆肥、鶏糞、魚カスぼかし肥…等)
を使用しているかどうか?で、今まで同等であった自然農法農産物でも、動物資材を不使用のものはレベルが上がって「自然農法プレミアム」と表示されます。
これは、自然農法といえども何らかの補助資材に頼りがちな現在の農家の在り方を、考えさせるものとなります。
当農場では、2014年から始めている2反程の無肥料区(写真では、小麦から左側)での栽培農産物が「MOA自然農法プレミアム」に該当します。
今年は、この小麦・豆類・ダイコンを「MOA自然農法プレミアム」として予定しています。
【 4月 1日 】 秋播き小麦 との 対面
昨年休閑緑肥「キカラシ」を栽培してすき込んだ跡に、秋になって播種した秋播き小麦「きたほなみ」。
雪融けが進み、雪融け後の初対面となりました。7月下旬の収穫まで順調に生育してくれるか? 雑草が酷くなるのではないか?…?
順調に生育してくれたら収穫はどうしよう?
…食育活動に使えたら… 楽しいよなぁ…。
【 4月 1日 】 無肥区の雪融けと菌の発生状況
自然農法畑の無肥区(秋播き小麦の北、右側)では、昨年11月に大豆を脱穀した殻を散布し、この2月には、
大豆の選別屑を散布しました。
雪融けで見え始めた土を観察すると、有肥区と比較してその繁殖の状態は緩慢ですが蜘蛛の巣状の菌の繁殖が見られました。
畑の土の中には沢山の微生物が生活していて、そこに在る養分を食料として微生物が活動しています。 この微生物たちが生活しやすい環境を作り出してあげる事。
そんな事を考えています。
【 4月 1日 】 有肥区の雪融けと菌の発生状況
この冬の天候は、冬型の天気が続かづに低気圧の通過で雪が降り、例年の8割程の積雪量だった様です。
自然農法畑の有肥区(秋播き小麦の南、左側)では、3月末からの暖かさで、畑の土が見え始めました。
冬の間に散布した有機質の資材「醗酵鶏糞」・「米糠」などを核にして菌が繁殖している様子が見られますが、
資材の多く落ちている場所ほど微生物の繁殖が旺盛の様です。
【 3月 16日 】 融雪作業 醗酵鶏糞を散布(無肥料区以外)
17日前後に気温が4月上旬並みになると言う。実際19日土曜日には昼から雨が振り出した。
2月に豆殻を散布した無肥料区はこれから融雪作業をする所より雪融けが進んでいる事が写真からわかる。
この日、醗酵鶏糞を融雪剤散布機を使って反当たり27kg程散布しました。
【 2月 19日 】 黒大豆選別屑・殻 散布(無肥料区)
ヤナギの芽から白い綿毛が出始めたころ、自然農法の畑の無肥料の部分に黒大豆の選別の屑や豆殻を散布しました。
畑には、野ウサギの足跡があります。 きっと大豆屑を食べにやって来るでしょうね。キツネの存在を気にしながら。
大豆を食べた野ウサギは、お礼に有機質資材(茶色の丸い玉)を置いてってくれるでしょう。
【 1月 1日 】 自然農法畑
2016年の幕開け。 このところ北海道でもオホーツク海側のこの地域では、積雪が15cm程です。
昨年11月24日の例年より早い降雪が積雪量は減ったもののそのまま根雪になりました。
自然農法の畑でも、米糠を雪上に散布したときのトラクタのタイヤの跡がはっきりと見えています。
それ程に積雪が少ない元旦です。